日本財団 図書館


 

048-1.gif

表4-1 システム比較

 

都市美観・騒音・道路交通を阻害しない等から大都市公共交通機関として地下鉄が望まれるが、初期投資の負担が非常に大きくこれが収支を悪化させることにもなる。初期投資の額を押さえる方法としてトンネル断面を小さくできるリニア駆動車両導入の方法があるが、これも飛躍的な投資削減が可能なものでなく、大量の輸送量が期待できない部市では得策といえない。
CBD〜ウォーターフロントの想定輪送量はピーク時1時間3300人である。波動を考えても最大4000人位と想定され、又考えられる延長区間の輸送需要もこれを上回ることば無いと考えられる。更に、現在既に成熟度の高い都市構造から将来にわたって飛躍的な増加は予測出来ない。
以上の観点から地下鉄・リニア地下鉄は的確なものとは言えない。
必要輸送力の面からバス・単車で走る市街電車でなくLRT・新交通システム・モノレールが選定出来る。

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION